【カーテン】フックの種類はレールをチェック!Aフック・Bフックの違いと上手な使い方
2020/12/08
カーテンをレールに吊るすために欠かせないのが「フック」。新しいカーテンを買うときに、Aフック・Bフックのどちらかを選ぶシーンが出てくると思います。
選び方をまちがえるとカーテンの高さが変わったり見た目が悪くなったり。せっかく買ったのにフックが原因でカーテンがおしゃれに飾れなくなるのって嫌ですよね。
それでは、
「どんなフックがあるの?」
「失敗しないフックの選び方は?」
と気になるあなたへ、種類とフックを選ぶコツを紹介していきましょう!
目次
フックの素材
まず、カーテンフックは材料で分けられます。
- スチールフック
- アジャスターフック
金属製のスチールフックは、丈夫ですが高さの調整ができません。一方、プラスチック製のアジャスターフックは±1~4㎝ほど高さの調整が可能。幅広い使い方ができるため、現在はアジャスターフックがよく利用されています。
▲アジャスターフックは調整可能(画像はAフック)
※カーテンフックだけのご購入もできます
アジャスターフックはAフック・Bフックの2種類
アジャスターフックで見られるAフックとBフック。違いをお話ししていきますね。
のびしろ約1㎝「Aフック」
Aフックは、カーテンを吊るしたときにレールが見えるタイプ。Aフックを選ぶと、カーテンは指定の注文サイズからレールに生地が被らないようほぼ長さを足さずに縫製されます。
のびしろ約4㎝「Bフック」
Bフックは、カーテンを吊るしたときにレールが隠れるタイプ。カーテンの生地(総丈)は、Aフックを選んだときよりもレールを隠す立ち上がりの分が長くなります。
窓枠上部からの光漏れが防げるので、既製のドレープカーテンの多くはBフック。ただし、使えるカーテンレールが限られています。
「Aフック」が主流
実のところ、一般的に多く使われているのは「Aフック」なんです。というのも、カーテンレールにもさまざまな種類があり、比較的どれにも対応できるのがAフックなため。
まちがってBフックを選んでしまうと、カーテンの生地がレールに当たったりヒダがまとまらなかったり。もし、購入時点でBフックがついている場合は、(カーテンは長くなりますが)アジャスターの位置を上げて調節しても良いでしょう。
カーテンフックを選ぶコツ
AフックとBフック。選ぶときのちょっとしたコツを紹介していきますね。
お手入れ後の縮みを考慮する
フックの種類は、カーテンが縮んで短くなることを考慮して選ぶのがコツ。素材によってもちがいますが、カーテンは洗濯するたびに縮みます。特に、綿や麻など自然素材のカーテンは1回の洗濯でもかなり縮んでしまいます。
カーテンが短くなってしまうと、下部から光が漏れてきたり窓の外からのぞかれてしまったり。そんなときは、アジャスターフックの特性を生かして調整すればOKなんです。
一般的なAフックのカーテンの場合、丈が短くなったらアジャスターで1㎝長くできます。Bフックの場合は4cmほど。
反対に、Aフックのカーテンが購入時点で長かった場合は、アジャスター部分を下に動かしてカーテンを持ち上げれば4cmほど短くできます。
とはいえ、アジャスターの調整はあくまでもカーテンを使いながら少しずつ変えていくもの。キレイに取り付けるためにも、はじめはできるだけ調整が不要なサイズで注文するのがおすすめです。
生地の総丈を予想しておくとお得に
フックのからくりを知っていると、お得な価格でオーダーサイズのカーテンが購入できます!
AフックとBフックは、生地をひっかける場所がちがうだけで実は同じもの。でも、どちらを選ぶかによって仕立てたあとのカーテンの長さが変わってきます。
カーテンの注文時に必要な丈は「ランナー(フックをひっかける部分)の下端からカーテンの下端までの長さ(カン下丈)」です。
でも、実際に届くカーテン生地はフックをひっかける部分からの立ち上がりがプラスされた長さ(総丈)。注文には関係ありませんが、ここでAフックとBフックのどちらかを選ぶことによって総丈が大きく変わります。
※当店「カーテンズ」のおすすめサイズ計算ツールも、カン下寸法で算出していただきます。
- Aフック:高さ200㎝=総丈201㎝
- Bフック:高さ200㎝=総丈204㎝
同じカン下寸法だと総丈は最大3㎝の差が出ますが、総丈をそろえると、
- Aフック:高さ200㎝=総丈201㎝
- Bフック:高さ197㎝=総丈201㎝
と、Bフックのカン下寸法が短くなります。
オーダーサイズのカーテンは、サイズが大きいほど価格が高くなるもの・・・。でも、Bフックを利用すれば定番サイズ(サービスサイズ)と同じ価格&同じクオリティでオーダーできちゃうというわけなんです^^
【フックの選び方】カーテンレールをチェック
AフックとBフック、どちらを選ぶと良いのか?
それは、取り付けたいところにある「カーテンレール」をみて判断しましょう!失敗すると、フックがレールに当たって開けにくく、また、カーテンがななめになって見た目が悪くなってしまいます。
カーテンレールのかたち
カーテンレールのかたちは、主に以下の3つ。
- 機能性レール
- 装飾レール
- カーテンボックス
一般的に普及しているのが機能性レール、ランナーがリング状の装飾レール、レールを箱で覆うカーテンボックスなどがあります。
レールの本数
レールのかたちともう1つ、レースカーテンを取り付けられるかどうかもチェック!
- シングルレール:1本
- ダブルレール:2本
2本なら、厚手のカーテン(ドレープカーテン)とレースカーテンが吊るせますよね。でも、各レールに用いるフックをまちがえると「使えない」というトラブルが起きてしまいます。
機能性レール×正面付け
正面付けとは、レールが壁に垂直についていて天井まで少し距離があるタイプです。
- シングルレール:B
- ダブルレール:ドレープB・レースA
多くの家庭で見られるのが正面付けの機能性ダブルレール。ドレープをB、レースをAにすればレール全体をカーテン生地で隠せますし、窓枠上部からの光漏れが防げます。
機能性レール×天井付け
天井付けとは、天井や出窓の中にレールがついているタイプです。
- シングルレール:A
- ダブルレール:どちらもA
この場合は、どちらもAフックにします。Bフックだと生地の上端が天井にひっかかるため。開けづらいですし見た目もよくありません。
装飾レール
- シングルレール:A
- ダブルレール:どちらもA(レースが機能性レールの場合B)
装飾レールは、装飾を見せるために基本的にはどちらもAフックを使います。
上の画像は、黒いアイアンの装飾を見せるために、ドレープもレースもAフックを選んだカーテン。
もし、窓側(レース)の方が機能性レールの場合は、レースカーテンを隠すためにBフックを使います。ただ、機能性レールの取り付け位置が天井に近いと、レールが開閉しづらかったりレースの上端がこすれて破れることがあるので注意!
複雑なレールでわかりにくい場合は、家まで来て計測やアドバイスをしてくれる専門業者にお任せすると安心ですよ。
カーテンボックス
ダブルレール:どちらもA
カーテンボックスは、レール全体を箱でカバーしています。光漏れの心配もありませんし、ボックスの天井にカーテンが擦れないようにするためどちらもAフックでOK。
どちらも選べる「カーテンズ」のカーテンフック
カーテンを選ぶときは、生地のサイズとフックの種類を間違えないように気をつけましょう!ある程度はアジャスターで調整できますが、やっぱりジャストサイズが気持ち良いですよね。
実際、Bフックは「機能性レール×正面付け」のシングルレールとダブルレールだけに使えるもので、あまり用途は広くありません。カーテンレールのかたちと本数、そしてレールのタイプを把握してから選ぶようにしてくださいね。
カーテンズのオーダーカーテンなら、サイズは自在!フックの種類も選べます。カーテンレールのサイズもオーダー可能で、多様なデザインのレールをそろえています。一度覗いてみてくださいね♪
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